勝ち組負け組 人生で本当に必要な力とは

勝ち組負け組 人生で本当に必要な力とは 5年生

勝ち組になるために、学歴よりも必要なもの

受験がテーマのブログなもんで、学歴なんてどうでもいい、っていう方はここにはいらっしゃらないのではないでしょうか。

でも、学歴は社会に出たら、あまり意味を持たないっていうことを、バブル崩壊後の「失われた20年」という時代を過ごしてきた私たち親は肌で感じてきた世代ではないかと思います。
特に女性は、一度家庭に入ってしまったら、母という人生を優先したら、高卒だろうが大卒だろうが、同じ母親という立ち位置でしかないということも、多くの方が実感してきたのではないでしょうか。

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人生が成功するかどうか、、、少なくとも仕事や収入の面で充実した人生が送れるかどうか。
究極のところ、「教育」は『自立して生きていくこと』『食える人間を育てること』が目的ではないかと思うんです。
マル子自身、進路選択・職業選択において、ミスを痛感しながら生きてきた人間です。専門的な資格や職歴を持たないことが、将来的なリスクにつながるとは、若い頃は気づくこともできませんでした。

マル子が考える人生の勝ち組は、何がしたいか、どう働くか、稼げるのか、学生時代に将来を見据えて進路選択ができた人たち。
多くの同級生が大学に行くことに固執する中、進学せず公務員試験を受けた人、専門学校から看護師・理学療法士になった人たちなど、決して成績上位ではなかった人たち。家庭を持ってもドロップアウトすることなく、たとえパートになっても稼ぎ続けています。

18歳という年齢で、その選択ができた彼ら彼女たちは、少しでも偏差値の高い大学に入ることしか考えられなかったマル子たちよりずっと大人で、本当の意味で賢かったのだと今ではよくわかります。

つまり、「いい学校に入ること」というのは、人生においてはじめの一歩にしか過ぎないということ。

今の若い世代は、そんな私たち親世代を見て育ってきたからでしょうか。キャリア教育などが始まったこともあり、現実的なものの考え方ができるようです。
本格的なAI時代を前に、学歴主義・学歴偏重の価値観を子供に押し付けるのは時代遅れであると、大人もそろそろ気づかなければならない時に来ているようです。

実際に、その後の人生の成功には、学歴うんぬんとは関係のない、もっと大切な力が関係しているということが、アメリカでは随分と前から明らかになっていました。

それが、近年注目されている、成功を収めている人たちに共通する特性、「グリット」。一言でいえば”やりぬく力”
天下のグーグル様も採用の際、グリット力を重視しているそう。

成功を収めている人をよく調べてみると、必ずしも生まれつき才能に恵まれている人が成功をつかみ取っているわけではなく、なんとIQが高いことや才能があることよりも、グリットをはじめとする非認知能力があることの方が重要な役割を果たしているといいます。

学歴のその先のこと 本当の幸せって・・・

母マル子は以前から、社会に出て最も必要なのは、コミュニケーション能力であると実感しておりました。特に、女の世界はこれだと思われませんか(笑)
不思議とちびマルは、母マル子と違ってコミュ力・自己肯定感の高い子に育ってくれています。あとはグリットさえあればね・・・高学歴というのは、女の世界では時に邪魔にさえなるもののようです。
東大卒女子の中ではあるあるで、その学歴が敬遠されるため、絶対に口外しないとか。
確かに、ママ友などの間でもよほど親しくない限り、学歴の話題はご法度という気がしますね(´Д`)

女の子限定のような話題になってしまいましたが、男子でも女子でも、勉強がよくできて進学のため上京したりすると、そのまま就職・結婚し、もう故郷に帰らなくなるというのはよくある話です。

親も子も必死で頑張って、有名大学に入学したのに、それがきっかけで親子の縁は疎遠になってしまう。育児を手伝うことも、老後の世話をすることも叶わぬまま、遠く離れているせいでほとんど一緒の時間を過ごせないままに、親は歳を取り、そして先立つ。
家族って、親子って、本当の幸せってなんだろう。なんだか、寂しいですね。。。

だから我が家は今から、大学は自宅通学圏内でよろしく!とちびマルに伝えてあります。経済的なことが一番の理由ではありますが、遠くに行かせたくないというのも正直な気持ちです。
母マル子が自分の経験を踏まえ、いつか結婚し出産した時、親が手伝ってやれる範囲に住んでいた方が彼女にとっても、親にとっても幸せであると思うからです。

でも、グローバルに活躍できる人間に育って、もし世界に飛び立っていく、なんて決断を本人が下した時には、親は涙をこらえて、見送ってやらなければならないんでしょうね。

親はその先の人生までレールを敷いてやることはできない。子供を社会に送り出すまでの究極のボランティア、それが子育てなんすかね。

 

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